つくしの卵とじ【簡単レシピ!春の野草料理】

春めいてきて、様々な野山の恵みが楽しみな季節になってきました。山歩きの好きな方は、早春の山菜を狙って、山に入られている頃ではないでしょうか?

 

でも、山菜は、ちょっとしたタイミングで大きくなりすぎてしまって、食べられなくなるのが困りものですね。崖や急斜面に生えることも多くて、取るにもあまり気楽にはいきません。

 

ところで、本格的山菜料理とまではいかなくても、ちょっとしたハイキングで見かけることのできる野草の中にも、食べられるものがたくさんあるのをご存知ですか?

 

春、と言えば、つくし。

 

河川敷の土手などには、一斉に芽吹いてきて、短時間で簡単に集めることもでき、子供さんでも取ることができる、集めやすい素材です。 子供のころ、道端に生えているものを取った思い出がある方も多いのではないでしょうか?

つくし

 

関東地方では、雑草扱いですが、九州では春先の味として、好んでお惣菜に使います。油との相性がいいので、てんぷらや、炒め物にしたり、子供さんには卵とじが人気です。春の行楽も兼ねて、たくさん集めて、菜の花などと一緒に食卓をにぎわします。

 

食べごろは、画像のような、地面から顔を出したばかりのものがベストです。伸びてきて、先端が開いてくると、苦みが出てきておいしくありません。

 

今回は、こうしたつくしを使って、九州出身のママ友に教わった卵とじを再現してみました。

 

つくしの卵とじ

材料(15cm~17cmのミニ・スキレット1つ分)

・つくし ひとにぎり

・たまご M玉2個(MS玉なら3個程度)

・ごま油 大さじ1~1.5

・しょうゆ 小さじ2程度

 

1.つくしの下ごしらえ。

食べごろは、前述のとおり、地面から顔を出して先端が除いた程度。あまり短いと、この後の下処理が対面です。伸びすぎたものは、歯ごたえも悪く、仕上がりも汚くなるので、先端の開き加減を目安に、まだ、つぼんでいるけれど、茎は似び始めた程度の物を選ぶとよいでしょう。

 

根に近いところを持って、すぽっと、抜くようにとるだけ。取り方は特に難しくありません。探すほうがコツがいるかも。

つくし取り

 

量としては、こんな感じです。これで、4人で分けて、副菜として使える程度の量になります。

 

取ってきたものは、洗わないで、「ハカマ」を取り除きます。ハカマとは、つくしの茎についている、ギザギザの葉のようなもの。つくしは、繊維が上から下へ通っているので、繊維に直角方向に、皮をむく要領で向いていきます。

つくしのハカマを取る

 

全部取ったら、こんな感じ。ハカマが残っていると、ほこりや砂が入っていたり、食味が悪くなるので、必ず取り除きましょう。全部取ったら、流水で洗います。開いたものが混ざっていると、水が緑色になることがありますが、これは異常ではありません。胞子が水で流れ出たものです。胞子には苦みがあるので、苦いのが苦手な人は、水が透明になるまで洗うと良いでしょう。

 

我が家では、翌年のつくしに期待して、洗い水を、わざと、庭の隅や、畑の使っていないところへ捨てたりしています。

 

3.溶き卵を用意します。先に、どんぶりなどに、卵を割りほぐして、よくよく、溶いておきます。

 

4.ごま油で炒めます。

つくしをごま油で炒める

 

スキレットに、ごま油を煙が出る程度まで熱して、洗って水切りしたつくしを、一気に入れて炒めます。すぐに色が変わって、透明になってくるので、3の溶き卵を手早く流しいれます。

 

底から、ひっくり返すように菜箸でかき混ぜて、半熟くらいまで一気に仕上げていきます。

 

5.味付けをします

仕上げに、しょうゆを全体にかけ回して、軽く混ぜて、出来上がり。あまり時間をかけると、つくしがパサパサになってしまって、おいしくありません。できたら、熱いうちにいただきます。残すと、翌日は不味くて食べられません。出来立てを、さっさと食べてしまいましょう。

つくしの卵とじ完成

 

お好みで、酢醤油や、からし、鰹節などを添えてもおいしく頂けます。

 

つくし誰の子スギナの子

昔から、言われるように、つくしとスギナは同じ植物です。正確に言うと、シダの仲間で、ツクシは、花にあたるもの。種ではなく胞子で増えます。乾燥しやすい、栄養分が少なくて、酸性度の高い荒れて痩せた土地に最初に生えてくる植物の仲間なので、「荒地植物群」と言われたりもします。

 

道端や、河川敷、公園の隅っこなど、崩れた土地や、人が歩く場所などに多いのは、こうした性質によるものです。

 

つくしは伸びてくると、先端のマイクロフォンのような形をした部分が開いてきます。開いたばかりのものを振ってみると、緑色をした粉のような胞子が飛び散るところが見られます。

 

スギナは、酸性土壌を好むため、土地の痩せたところに生えてきて、何年もかけて、次第に広がっていきます。放置しておくと、スギナの葉茎が腐葉土を作り、だんだんと、土がアルカリ性になっていきます。そうなると、普通の植物も生えてくるようになります。

 

河川敷などの急斜面は、雨が降るとすぐに栄養分が流れ出てしまいますし、人が頻繁に手を入れるので、スギナが多い環境になるのです。


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