舞妓と芸妓の違いは?【舞妓は「お小遣い制」、芸妓は「自営業」!?】

京都の花街の華である、舞妓(まいこ)芸妓(げいこ)。この両者の違いをご存知でしょうか?

一般的に、舞妓は20歳前後まで、それを過ぎると芸妓になるというルールがあります。

 

舞妓と芸妓の違いは見た目ですぐわかります。両者の違いを簡単にまとめてみましょう。

舞妓と芸妓の違い01

手前が芸妓さん、奥が舞妓さんです。

 

髪型

<舞妓>

・自分の毛で髷(まげ)を結う(一度結い上げると1週間は寝る時もそのままなので大変!)

・華やかなかんざしをいくつもつける。

 

<芸妓>

・髪は地毛ではなくカツラを被る。

・かんざしなどの飾りはあまりつけない。

 

着物

<舞妓>

・着物は色鮮やかで柄の入ったもの。

・振袖で袖が長い。

・帯は「だらりの帯」と呼ばれる、全長5~6mもある長い物。垂れ下がったような形に結ぶ。

・「おこぼ」(ぽっくり下駄)と呼ばれる下駄を履く。高さが10㎝ほどあり、丸みを帯びた形をしている。

 

<芸妓>

・着物は黒や色無地などのシックなもの。

・普通の着物の装いと同様の帯を締めて、草履を履く。

舞妓と芸妓の違い02

そして、舞妓と芸妓では生活にも大きな違いがあります。

 

キーワードを挙げると、舞妓は「お小遣い制」芸妓は「自営業」です。

 

舞妓時代は「置屋(おきや)」とよばれる家で共同生活をします。「おかあさん」と呼ばれる置屋の主が舞妓たちの母親代わりとなって、礼儀作法や花街のしきたりなどを教え込みます。基本的に舞妓はお小遣い制。お座敷などで客が支払う料金は置屋に入り、それで舞妓たちの衣食住やお稽古事(踊り、三味線、お茶など)の面倒を見ます。そして、必要なお金は舞妓たちにお小遣いという形で渡すのです。

 

一方、芸妓になると基本的には置屋を出て、自分で生計を立てることになります。自分の能力でお座敷に呼んでもらえるようにしたり、さまざまなサポートをしてもらえるお得意様を作ったり。まさに「自営業」なのです。

 

一般的に舞妓から芸妓に変わる年齢は20歳前後と言われていますが、人によって異なります。実年齢以上に重要なのが、「年季が明けたかどうか」。見習い時代や舞妓時代の芸の習得に掛かるお金は、置屋が代わりに負担しています。舞妓としての収入からそのお金を返済していき、返済が終わることを年季明けと言います。基本的に、年季が明けると、芸妓となり、ひとり立ちすることになるのです。

 

舞妓の修行に入るのは中学卒業後の場合が多いですが、最近では高校中退や卒業で舞妓になる人もいます。その場合、舞妓としてデビューするのが18歳~19歳になり、20歳までにはとても年季が明けないので、20歳を過ぎても舞妓を続けていたり、19歳でデビューしても「16どす」と言っていたりすることもあるようです。

 

日本の素敵な文化である舞妓、芸妓。京都に行った時にはぜひ目をとめて観察してみてください。

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