舞妓さんの装いに隠された秘密を徹底分析!(着物編)

今でも京都に残る舞妓文化。舞妓さんが身につけている着物や髪型には、長い歴史の中から生まれた沢山のこだわりが詰まっています。そんな舞妓さんの装いを、徹底分析してみましょう。

 

昔は10歳から13歳位の子供が舞妓をしていました。そのため、舞妓の装いには子供の可愛らしさを強調する役割がありました。舞妓の年齢が16歳から20歳位に上がった現在でも、随所にそれが残っているのが特徴です。

舞妓さんの着物01

舞妓になりたての装い
舞妓さんの髪型01

おねえさん舞妓の装い

 

<着物>

舞妓になりたての時は、柄が大きく華やかな着物を着ます。段々おねえさんになっていくと、柄が少ないシンプルなものになっていきます。着物は舞妓さんが共同生活をしている置屋(おきや)の主(おかあさんと呼ばれます)のセンスで決まることが多いです。

 

また、舞妓の着物は私たちが通常着る振袖とは仕立てが違う部分がいくつかあります。

 

まず特徴的なのは裾の長さ。「裾引き」という裾の長い着物を着てお座敷に上がります。帯から下の裾までの部分を褄(つま)と呼び、外を出歩く時には必ず左手で持って歩きます。遠出をする時など裾を上げてしばっておくこともあります。

 

さらに、肩上げと袖上げと呼ばれるものがあります。肩上げは肩のところを端折って縫ってあるもので、袖上げは袖をたくし上げて縫ったようになっています。これは子供用の着物にある特徴で、成長に合わせて長さを調整するようになっています。

現在の舞妓の場合、実際にはこの肩上げと袖上げを長さ調整に利用することは無いのですが、舞妓の幼さを強調するために、あえてこのようなデザインの着物にしているのです。

 

<衿>

舞妓になりたての時は鮮やかな赤い衿を付けますが、おねえさんになるにつれて、段々クリーム色など白に近い色の衿になっていきます。舞妓としての修行期間が終わると、「衿かえ」という儀式を経て芸妓になります。この時に、大人の芸妓の証である白い衿になります。

舞妓さんの着物03

<帯>

舞妓は「だらりの帯」と呼ばれる長い帯を締めます。この帯は足首のあたりまで垂れ下がり、歩くとゆらゆら揺れます。長さが5m以上もあるこの帯を締めるのにはかなりの力を必要とするため、昔から男衆(おとこし)と呼ばれる男性が着付けを担当します。

 

帯の端には舞妓の所属している置屋の紋が入っています。これは、10歳位の子供が舞妓をしていた時代に、もし外で迷子になっても、帯の紋を見て置屋まで送り届けてもらえるようにするための工夫だったのです。

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