舞妓さんが誕生するまでを徹底解説~厳しい修行を乗り越えて

舞妓が誕生するまで01

京都には今でも舞妓と呼ばれる女の子達が存在します。独特の衣装や言葉遣いなどで日本の文化を受け継いでいっている彼女たち。舞妓はどのように生まれるのでしょうか。

 

今の時代、舞妓としての修行に入るのは、中学卒業後の15歳頃からが一般的です。昔は家庭の事情などで舞妓として働く女の子もいましたが、今は「舞妓さん」という存在にあこがれて自らこの世界を目指す女の子がほとんど。舞妓の世話をする「置屋(おきや)」には、日本全国から履歴書が送られてくるのだそうです。

 

無事に預かってくれる置屋が決まったら、そこから舞妓になるための修行が始まります。この段階を「仕込み」と呼びます。置屋で舞妓の先輩(おねえさん)達と共同生活をしながら、舞妓として必要な行儀作法や舞などを身につけていきます。

「~どす」「~よろしおすか」など独特の京ことばもこの時期に学びます。最近の舞妓は関西以外の地方出身の子が多く、京ことばがすらすら出てくるようになるまでにも大変な苦労があるのだとか。

 

この仕込み時代は午前中にお稽古をし、昼間は置屋での雑事、夕方からはおねえさん舞妓の支度の手伝い、深夜には仕事を終えて帰ってきたおねえさん舞妓の世話、とハードな毎日です。この厳しい生活に耐えられず、途中で挫折して実家に帰ってしまう子も多いのだとか。

 

仕込み時代を含め、舞妓の生活費や着物代、お稽古代など全ての費用は置屋が負担します。その費用を舞妓としての稼ぎで返していき、返し終わったら「年季明け」といって置屋から出て独り立ちすることになります。年季が明けるまでは、舞妓にお給料というものは存在しません。置屋さんから必要に応じてお小遣いをもらう形になっているのです。

 

仕込み生活を約1年続けて舞妓としての素養が及第点に達したら、晴れて舞妓としてデビューするお許しが出ます。これを「店出し(みせだし)」といい、置屋の前に自分の名前の入った表札を掲げてもらいます。同じ置屋のおねえさん舞妓に連れられて、これからお世話になるお茶屋さんや料理屋さんに挨拶回りをし、舞妓生活の始まりです。

舞妓が誕生するまで02

画像では少しわかりにくいですが、デビューしたばかりの舞妓さんは、下唇にだけ口紅をつけ、「半だら」とよばれる短い帯を締めています。

 

舞妓という文化が今まで続いているのも、10代半ばで親元を離れ、厳しい修行をくぐりぬけてきた女の子たちがいるからこそ。京都で舞妓を見かけたら、彼女たちのこれまでの道のりにも思いを馳せてみてください。

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