イチゴを種から育てるコツ【イチゴの発芽に絶対必要な条件とは!?】

・なぜ出にくい!?イチゴの種の眠りは深い!!

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今回、イチゴを種から育てる方法をまとめるにあたって、いくつかのサイトや、実際に育てておられる方のブログなどを見てきました。

そして、ひっじょ~に、「変でしょ!?それ!」って思ったのが、「蒔いてから芽がでるまでの日数」です。

 

大体、皆さんおよそ1か月(遅い人だと、1か月以上)かかっている!

 

皆さん、時間かけ過ぎです!(笑)

 

確かに、イチゴの種は、そのまんまでは、発芽しづらいです。これは、農大の先生や、農学者、植物学者の先生がたの論文見ても、かなり四苦八苦されているのが見て取れるくらい、面倒です。

イチゴの種には「休眠」という性質があって、要するに「寝てる」んです、中身が。

これを、優し~く、「たたき起こして芽を出させる!」というのが、今回のテーマ。

この方法だと、大体10日~14日くらいで、一斉に発芽してきます。
イチゴの発芽に絶対必要な条件とは!?
種まきの前に、イチゴの発芽特性を簡単にまとめてみましょう。

 

イチゴは、

・好光性種子…日が当たらないと、芽が出ません

・水切れに弱い…常に湿気を保つ必要があります

・発芽温度は20~25℃

・酸性土壌を好む…ph-の土で良く育ちます。

・カビや雑菌に弱い…カビ、コケ、雑菌が培養土に生えてくると、病気になりやすいです

 

そして、イチゴの種子はとても小さいです。そして、イチゴは「肥食い」と言われるほど、肥料をたくさん消費する性質をしているので、発芽から、苗の初期成長に必要とされるエネルギーはとても多い、と予測すべきでしょう。

 

ロシア在住の友人の話では、ロシアでのアルパインストロベリー栽培の場合、2月に室内で種をまいて、発芽4か月後の6月から花が咲くのだそうです。つまり、あの小さな種から、皆さんがご存知のハーブの「ワイルドストロベリー」の苗クラスまで成長するのに、わずか4か月ということになります。とんでもないスピードです。

 

それなのに、イチゴの根は浅根性といって、土の表面近くに根を張る性質があり、うっかり根が肥料に触れたり、乾燥したり、根に傷が付いたりすると、すぐに枯れてしまいます。発芽直後の双葉を開いた程度の苗になると、この危険性はもっと高まり、失敗例の多くが、水切れ、病気、根の傷です。本葉がやっと出てきた程度の苗でも、植え替えのショックで半数が枯れてしまいます。

 

イチゴの種が発芽しやすい条件は「日当たりが良く、明るく、水持ちよく、通気性が良く、乾燥しない、温度が高い、肥もちのよい、中性~酸性の土」ということになります。

字で書くとピンと来づらいですが…「明るく、通気性が良く、温度が高い=乾燥しやすい」「湿度と温度が高く肥もちがいい=雑菌が繁殖しやすい」と、正反対の性質をクリアする必要があるという事なんですね。これらのことから、プロの研究者の方は、光を反射しやすい、水持ちの良い、細菌が繁殖しにくい白い色をしたロックウールに蒔いてみたり、ピートモスに蒔いてみたり、パルプを用土にして蒔いた人までいます。

 

そして、イチゴの種子は、じつは、休眠します。同じバラ科の小低木であるキイチゴ属(ラズベリーの仲間)ほど深くはありませんが、イチゴの種は「冬来たりならば春遠からじ」の種であって、一回寒い思いをさせないと、早く目を覚ましてくれない性質もあるのです。もちろん、そのまま蒔いても、時間をかければ発芽しますが、温室栽培のイチゴから種を取って蒔いたり、前年、前々年に取った種を蒔くときは、冬を経験させないと、なかなか目を覚まさず、悪くすると、そのまま、芽が出ないときもあります。

 

ですから、種まきのときには、休眠打破処理の「予冷」を行う必要があります。

 

イチゴの種まきに用意するもの
イチゴの種まきに用意するオススメの用土は、「パームブロック」です。100円均一なんかでも購入できます。ヤシの繊維から作った人工用土で、四角いブロック状の形で売られています。水につけるとふやけてほぐれ、2~3倍くらいの容量になります。種数がある程度多い場合はこちらが適しています。はじめからケースに入れられた「ピートパン」という商品もあります。

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使うのは、浅いトレーです。数が少ない場合は、卵のパック、ひき肉などのスチロールトレイでも構いません。底穴不要です。

こちらに、水で膨らませたパーム用土を、軽く押さえつける程度に敷き詰めます。あとは、塩をつまんでふる要領で、パラパラと種をなるべく間を空けてばらまきます。

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複数品種を一緒に蒔くときは、仕切りや目印を立てておくとベターですね。

 

種数が少なく、お部屋の中で育てたい方には、「ジフィー」もオススメです。

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こちらは、パーム用土を不織布でくるんで圧縮成型したもの。

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同じく水につけると膨らんで、真ん中に種まき用の穴まで開いているというラクチンなお品です。少数の種まきなら、こちらでもOKです。(ただし、これを使う場合は、水管理に少し気を使う必要があるかも)

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これをふやかして、真ん中に、種をぽとん、と落としてあげれば、OKです。

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予冷と散水の方法は?

さて、種を蒔いたら、トレーは、いきなり温めず、チルドルームに3日ほど入れてあげます。これが予冷。湿らせて低温にさらすことで、種に冬体験ができるわけです。チルドルームが無いときは、ビニール袋に入れて、冷凍庫に一晩、その後、冷蔵庫で3日おいてください。これを行うと、発芽までの日数が少し早くなります。

 

その後は、終日日が当たり、少なくても15度以上をキープできるようにします。暖かい日は、外に出して、直射日光にガンガン当てても構いません。ただし、乾燥させないよう、日に、少なくても3回、水をあげます。

水は、霧吹きで、ミスト散水し、乾燥が激しいようなら、容器の縁から、静かに水を注いで用土を押すと、少し水がにじむ程度の状態に保ちます。

 

10日ほどすると、細い糸くずと間違えそうな根が出てきます。

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その2日後くらいには、発芽が見られます。

いちご 種から育てる07

この後、一定サイズになるのを待って、植え替えとなるわけですが、実は、ここから先が正念場。

この先を上手に育てるのが、とっても難しいんです!

そのコツは、散水の方法にあります。

 

次回は、双葉以降の世話についてまとめます。

 

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