スポンサーリンク


和装で結婚式を挙げよう!~黒引振袖とは?~

和装での結婚式といえば、代表的な婚礼衣装は白無垢と色打掛ですが、「黒引振袖(くろひきふりそで)」も根強い人気があります。シックな雰囲気を醸し出す黒引振袖の特徴についてまとめてみました。

黒引振袖01

<黒引振袖の歴史>

「黒引振袖」は元々武家の婚礼衣装で、白無垢よりも長い歴史を持っています。昭和初期までは白無垢や色打掛よりも黒引振袖の方が一般的な婚礼衣装だったのです。

 

黒というと今では喪服のイメージがあるので、「結婚式に花嫁が黒?」と思われるかもしれませんが、元々おめでたい時には黒を着るのが昔からの風習でした。今でも男性の第一礼装は黒紋付袴ですし、既婚女性の第一礼装である留め袖も黒ですよね。(逆に昔の喪服は白でした。白無垢は「死に装束」でもあり、「結婚前の自分を弔い、全く違う人間になる」という花嫁の覚悟を表しているという説もあります)

 

ちなみに昔は婚礼の後、黒引振袖の長い袖を切って黒留め袖に仕立て直すのが定番だったようです。既婚女性にとって、おめでたい席には必須の黒留め袖。婚礼衣装を黒留め袖にリサイクルできるという仕組みが、着物にお金をかけられない人々に重宝され、黒引振袖が婚礼衣装の定番になっていった、という説もあるようです。

黒引振袖02

<黒引振袖の特徴>

「引振袖」とは、未婚女性の第一礼装の中で一番袖丈が長いもので、別名「本振袖(ほんぶりそで)」「お引きずり」とも呼ばれます。通常着物を着る時には自分の背丈に合わせて裾の長さを引き上げ、腰の部分で折り返す調整する「お端折(はしょ)り」をします。引振袖の場合はそれをせず、着物の裾を引きずって着ることから、「引き」という名前がついています。

 

白無垢と色打掛は、「掛下着(かけしたぎ)」と呼ばれる着物に、白無垢や色打掛を羽織るスタイルですが、引き振袖は、通常の着物と同じように帯が外に出ます。その分、帯の柄や後姿が際立ちますし、すっきりしたシルエットにもなります。

 

花嫁のトレードマークでもある頭の「角隠し」と「綿帽子」ですが、黒引振袖の時に着用できるのは「角隠し」のみになります。

黒引振袖03

色打掛に比べてシンプルな印象を受ける黒引振袖ですが、黒地の上には細やかな刺繍が施されています。

 

清楚な白無垢、華やかな色打掛に対し、シック、レトロ、エレガントといった印象になる黒引振袖。年配の列席者の方にも懐かしがっていただけて好印象のようです。他の人とは少し違った婚礼衣装を選びたい!という方は、黒引振袖を候補に入れてみても面白いかもしれませんね。

関連記事&スポンサーリンク



サブコンテンツ

このページの先頭へ