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モロッコ料理・クスクスの作り方&食べ方

クスクス

クスクス」という食べ物をご存知でしょうか。カフェご飯などに添えられているものを目にしたことがあるかもしれません。

 

日本ではおしゃれな感じやエスニック感を出すためのエッセンスとして使われることの多いクスクスですが、モロッコなど北アフリカでは主食として日常的に食べられています。小麦粉が原料で「世界最小のパスタ」とも呼ばれますが、その外見はパスタというよりもお米に近く、直径1㎜あるかないかの粒状のものです。

 

モロッコでは大皿にクスクスを入れ野菜や肉をのせる

モロッコでは大皿(ひとりで抱えるのがやっとな位本当に大きなお皿です)にクスクスを敷きつめ、その上にたくさんの野菜や肉をのせて食べます。野菜はニンジンやズッキーニ、ジャガイモ、カボチャなど、なんでもありです。

肉の種類は羊や牛が多いですが、豚以外(イスラム教の教えで食べません)は何でも使われます。自分の好みでスープを好きな量掛けて食べることもあります。

 

クスクス専用の鍋

こちらはクスクス専用の鍋です。蒸し器と同じ構造になっていて、下の鍋にクスクスの具となる野菜や肉を煮込み、その蒸気で上の鍋に入れたクスクスを蒸すのです。これは水が貴重な砂漠の国ならではの生活の知恵ですが、スープの旨みがクスクスにも染み込んで、一石二鳥ですね。

そして蒸したクスクスをクスクス皿の上に広げ、バターやオイルを絡めます。モロッコのお母さんたちは、この蒸して広げて油を加えて、という作業を2~3回繰り返すので、日本ではなかなか味わえない、しっとりと薫り高いクスクスが出来上がるのです。

 

そして、盛り付け方にも決まりがあります。

クスクスの盛り付け方にも決まりがある

まず大皿にクスクスを敷きつめた後、野菜は放射線上に均等に盛り付けていきます。

 

なぜこのような盛り付け方をするかというと、大皿を囲んでそれぞれが自分に近い領域を陣取りゲームのように食べていくからなのです。取り皿は使わず、皆1本ずつスプーンを持って大皿から直接食べていくのです。そのため、野菜や肉が皆に同じように行き渡るよう、放射線状に均等に盛り付けていくのです。

 

クスクスの食べ方

このように食べていきます。

ちなみに、肉はその場の一番目上の人が合図をするまで食べてはいけないという暗黙のルールが存在する場合もあるとか。

本場モロッコでのクスクスは量も多く、大勢で食べるもの、という感覚が強いようです。イスラム教では金曜日が休日のため、金曜日のお昼の礼拝が終わった後、家族や時には近所の人と一緒に誰かの家でクスクスを食べることが定番になっています。

一つのお皿に盛られたクスクスを皆でつつきながら、一週間の出来事などを語り合うのです。「金曜日はクスクスの日」と言われるのはこのためです。

 

最近はモロッコでもカフェのお洒落メニューとしてクスクスが使われることもあります。

 

クスクス、鶏肉とレーズン、クスクスにかけるスープ

左側がクスクスで、右側は鶏肉とレーズン、真ん中にあるのがクスクスにかけるスープです。

モロッコの文化をたくさん吸いこんだクスクス、機会があればぜひお試しください。

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