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イチゴの種の取り方【見切り品イチゴの再生栽培!】

種から育てるイチゴが人気!?

ガーデニングブームに加えて、消費税の上昇8%が家庭の慶事を直撃しているためでしょうか、TVで紹介されたこともあってか、イチゴを種から育てるのが人気らしいです。

 

日本では、イチゴというと、苗から育てるのが当然となっていますが、ヨーロッパでは種から育てるイチゴの種類が非常に多いのだそう。日本では、イチゴというと春の終わりから初夏のもので、冬に温室で育てるイチゴは11月から3月くらいまでが最盛期になっています。実の大きさもとても大きくて、赤ちゃんの手のひらくらいあるようなイチゴも作られています。

 

けれど、ヨーロッパでは、春と初秋の2回収穫できる「四季なり」といわれる品種や、野生の品種に近い、小粒だけれど味の濃いイチゴを種から栽培することが良く行われているのだそうです。

ガーデニングの趣味が貴族のたしなみとされた時期もある地域だけに、男性でも種まき、家庭菜園には知識関心が強いと聞きます。関心の高さは、種の安さや、種類の多さにもあるようです。外国種子を扱う友人によると、イチゴの種類や種の値段も桁違いに安いと聞きます。

 

日本は、ちょうど温室栽培イチゴが、最後のシーズンを迎えて、価格が安くなってます(笑)

 

試しに、ちょっと買ってみました。

いちご 種 取り方01

この時期のイチゴにありがちで、ちょっと、傷んできちゃっている実が混ざっています(笑)

いちご 種 取り方02

傷んだところは、食べてもおいしくないし、どっちかというと、食べない方が安心です。

そこで、この部分を切り取って、

 

キッチンペーパーに貼りつけて、

いちご 種 取り方03

そのまま、2日くらい乾燥させて、

いちご 種 取り方04

乾いたところでアップで見ると、こんな感じ。種が浮いているのが分かりますね。

これを、軽くこすり落としてタネを取ります。

いちご 種 取り方05

これを、水でゆすぐと、実の詰まっていない種は上に浮き上がってきますから、スプーンなどですくいとって、静かに水を捨てて、下に沈んだ種だけを選び出します。これを、種としてイチゴを栽培してみましょう。

なぜ日本では、イチゴを苗で栽培するのか?

日本では春先にホームセンターに行くと、イチゴの苗がたくさん売られていますね。どうして、日本では、イチゴを苗から育てるのが一般的なのでしょうか?

 

一番大きい理由は、日本国内で出回っているいわゆる「イチゴ」は、品種改良された「一代雑種」と言われるものだからです。こういうイチゴは、種を取って蒔いても、親と同じものにはなりません。イチゴは、「ランナー」といわれるツルを伸ばして、その先に子苗を発生させる性質があります。日本国内のイチゴは、この性質を利用して子苗を取って増やしているんですね。

 

また、一代雑種で作成されたイチゴは、品種登録がされていて、許可なく栽培することが禁止されていたりします。(許諾権といいます)有名な福岡県産のブランド「あまおう」などは、福岡県外に持ち出すことが禁止されているほどです。

 

ヨーロッパのイチゴで種から栽培されるものは、実は、ランナーが出ないか、出にくい品種です。こういうものは、株分けで増やすこともできますが、株分けには、枯れてしまうリスクが高いという問題があります。こういう品種は、種で増えていく性質を持っているので、種で栽培することにも適しています。

 

今回、友人から頂いた、種から育ているイチゴの学名を見ると、その多くが、Frafaria vescaとなっています。これは、いわゆるワイルドストロベリー、アルパインストロベリーと言われるグループ。原種に近い種類で、「2倍体」と言われる遺伝子を持っています。交雑の可能性も少なく種から育てるのに適しています。

 

対する日本の一般的なイチゴは、Fragaria ×ananassa と呼ばれるもので、オランダイチゴ属。更に人工交配を表す×マークが入っています。「8倍体」という遺伝子を持っていて、果実の大きさも、種の大きさも、明らかに種から育てるイチゴと比べると大きくなります。

いちご 種 取り方06

いちご 種 取り方07

左が今回種取りをした「とちおとめ」右が、写真右の種袋に入っていた、アルパインストロベリーです。

種の大きさの違いがはっきり分かりますね。

 

とはいえ、元は同じイチゴ同志、種まきの方法や、育て方には大きな違いはありません。

次回は、この、イチゴの種まき方法をお伝えしましょう。

 

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