スポンサーリンク


種の寿命の調べ方…トウモロコシ、オクラ、ホウレンソウ、エンドウ豆の場合

根の形で変わる、発芽試験の方法

 

前回「去年買ったけど、使い残してしまった種」の発芽試験方法についてまとめました(種の寿命の調べ方参照)これらは、一番オーソドックスなタイプの発芽をする種たちであり、根の形からも、比較的扱いやすい種類です。

家庭菜園では、種の使い残しが困りますし、オークションなどで少量のタネを買って、それだけで育て切りたい場合は、種の無駄にならないで済むという利点もあります。

 

ところで、家庭菜園で人気のとうもろこしや、きぬさや(グリーンピース)、オクラなどの場合、この方法はちょっと不向きです。根の形や発芽のスタイルから、これらの発芽試験は、ちょっと工夫が必要になります。

 

とうもろこしはイネ科になり、植物学的には「単子葉類」というグループに分類されます。トウモロコシの芽を見たことがある方は、お分かりだと思いますが、こちらは、まっすぐな葉っぱが、地面からツン、と出てきて、双葉がありません。「一枚の葉っぱで発芽してくる」という意味で「単子葉」というわけですね。

この系統の植物は、直根性といって地面の中に、まっすぐな根を深く伸ばす性質があります。芽は、根っこと反対側からとんがった鉛筆の先のような形で伸びてきます。この芽が非常にデリケートで、ちょっと、傷つくと葉先がうまく開くことが出来なくて変形してしまう事故が起こります。

根の伸びる早さも大変早いですから、キッチンペーパーにくるむ方式は不向きです。

 

きぬさや、グリーンピースでおなじみのエンドウ豆は、寒冷地では、春先の早い時期に蒔いて、夏に収穫することもできます。冬越しが難しい地域などでは良くこのような育て方をします。

エンドウ豆は非常にユニークな発芽をする豆で、マメを中心に、上と下に根と芽が伸びます。インゲンや大豆は、マメそのものが双葉として地上に現れますが、エンドウ豆の場合は、マメは地面にとどまったままツルだけが伸びてくるのです。うっかり伸び過ぎてしまうと大変ですから、こちらもジップロックで発芽試験には向いていません。

 

エンドウ豆は、マメの中では長命で、上手な補完をすれば5~7年くらい発芽してきます。しかし、4年目を過ぎると次第に発芽率が落ちてきますから、うっかり使い残したまま5年も過ぎた様な種が出てきた時は、発芽試験をして苗を作ると無駄が出ません。

 

また、特にスイートコーンに代表されるトウモロコシの仲間は、種が非常に乾燥している状態で休眠しています。オクラも同様で発芽前に一度ぬるま湯に浸すことを勧めている本もありますね。オクラは、発根まではしっかり水を吸わせて、少し根を伸ばしてから植えたほうがその後の成長がよいのです。

ほうれん草、ビーツ、ふだんそうなど、アカザ科のタネも同じで、皮が固いので、しっかり給水させる方が良く伸びます。

 

これらのタネは、発芽のために、たっぷりの水分がある方がいいのです。ただし、完全に水に浸ってしまうと種が呼吸できなくなってしまいますから、「半分浸っている」といった状態が理想的です。

 

そこで、これらはトレーにキッチンペーパーを敷いて、2mm程度に水を張り、その上に並べて発芽させます。

種を並べた上に、湿らせたキッチンペーパーを入れて、その上にラップなどをふんわりとかけて蓋代わりにして、乾燥予防します。このとき、トウモロコシでは、芽の出てくる方を上にして並べたほうが良いでしょう。

種 寿命 トウモロコシ オクラ ホウレンソウ エンドウ豆01

↑発芽し始めた様子

種 寿命 トウモロコシ オクラ ホウレンソウ エンドウ豆02

 

↑拡大
頂き物の種などでは、発芽期限がいつだかわからず困るときがあります。スイートコーンなどは、特に寿命が短いですから要注意です。「期待してたくさん撒いたのに、ポツポツしか発芽してくれなかった。」なんてことは、これで避けられますね。

また、トウモロコシのタネは、鳥の好物ですから、ほじりだして食べられてしまうことがあります。苗にしてから植えれば被害に遭わないで済みます。

 

種 寿命 トウモロコシ オクラ ホウレンソウ エンドウ豆03

画像の程度まで根が伸びてきたところで、種の部分をつまんで、根や芽に触れないよう注意してポットに植え付けましょう。

土は、種の高さと同じ程度かけてあげると良いでしょう。早生種のスイートコーンでは、翌日から翌々日には、芽を伸ばしてくれます。

関連記事⇒種 保管方法

関連記事&スポンサーリンク



サブコンテンツ

このページの先頭へ