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種の寿命の調べ方…ナス科、ナノハナ科、ウリ科、マメ科の野菜たち

この種大丈夫?ちょっと長く保管しすぎてしまった種の寿命を確認するには?

 

種にはそれぞれ寿命があります。保存の仕方でも寿命は変わりますし、品種によっても、長生きなものと、そうでないものがあります。

種を蒔いたとき、問題なく芽を出してくる割合を「発芽率」といって、通常8~9割(80%から90%)程度であれば、非常に状態が良いと判断されます。言い換えると、10粒蒔いて8,9粒は芽がでる、ということですね。

これが、種の寿命によって、ある程度の期間を過ぎると、ガクン!と落ち込んで芽が出なくなります。種を長期保存していると、ある年から、突如、50%くらいに発芽率が落ち込んでしまいます。そして、芽がでるまでにかかる時間も長くなります。

 

家庭菜園規模であれば、通常、そんなにたくさん種は必要ありませんね。葉物やハツカダイコンならばまだしも、トマトやナス、カボチャなどは少量あれば用が足ります。買ったものの、使いきれず、つい、保存しっぱなしになっていた種、そのまま蒔いたのでは上手く育つかどうかわかりません。古い種ほど、発芽率が落ちていて、発芽までにかかる時間も長くなるからです。

 

いつまでも芽が出てくれなかったり、出てきたかと思ったら、すぐ枯れてしまったり、という状況になるのでは、困りますね。

 

そんな時は、簡単な方法で発芽誘導をかけてみて、発芽率を自分で確認します。

 

■発芽誘導の方法

発芽率を調べるにはどうしたらいいか?

ぶっちゃけ「蒔いてみればわかります。」

 

「ちょっと待ってよ、それじゃ、意味がないじゃない!?どのくらい出るか分からないから、発芽率を調べたいんでしょう?」と、あきれるのはちょっと待ってください(笑)

地面に蒔くのではなく、室内で、「発芽試験」をすればいいんです。

試験で出てきた種はそのまま、利用すれば、無駄になりませんし、出てこなかったものは処分すれば、苗づくりに余計な場所をふさぐ心配もなく、一石二鳥です。

 

発芽誘導には、キッチンペーパーと、ジップロック、発芽試験をしたい種を用意します。

試験で発芽が確認された種はそのまま利用できるよう、種まきの時期が近づいてから、実施したほうがいいでしょう。あまりに早く行うと、せっかく芽を出した種を無駄にすることになります。

 

まず、試験したい種を袋など、保存してあるところから、10粒取り出します。作りたい苗が5本なら、6粒から7粒でも構いません。保管状態が良く、2年目くらいのタネならば、2粒くらいでもOKです。

 

種をキッチンペーパーに置き、くるむようにタテ、ヨコに折りたたみます。

そのまま、水で濡らして、固く絞ります。このとき、種を傷めないように、あまり乱暴にせず、両手で挟むように絞るのがコツです。

 

これを、畳んだ状態のまま、ジップロックにいれて、少し空気を含ませた状態で口を閉じます。

直射日光の当たらない、やや、暖かい日陰に置いておきます。豆では、やや、ふんわりとキッチンペーパーを包み直すほうが良いでしょう。

 

毎日、開封して、発芽していないかを確認しましょう。

鮮度が高く、活性のある種ならば、適度な湿度と温度に反応して、間もなく発芽してきます。

種の寿命 調べ方01
室温によって、発芽までの期間はまちまちです。しかし、概ね1週間くらいすれば、結果が分かります。

発芽してきた数が、全体の7割以上であれば、まあまあ、ということです。反対に、待っても待っても全く出てこなかったり、カビたり、腐敗して種から白い汁が出るようなら、その種は寿命だと思ってあきらめましょう。

 

発芽してきた種は、根の部分には絶対手で触れないように注意して、ポットに植え付けて育てれば、そのまま苗として利用することができます。ただし、あまり、根を長く伸ばし過ぎないよう気を付けましょう。植え付けも難しくなりますし、その後の成長が遅れたり、枯れる場合もあるからです。

悪い例の見本

種の寿命 調べ方02

↑レタスの芽を伸ばし過ぎた悪い例ここまでいくと、植え付け後の生存率が下がります。

3月下旬では、植え付けても寒さで成長が遅れてしまいます。

種の寿命 調べ方03

↑やや、伸び過ぎのカボチャ

※左下手前の種では、根の先端に触れてしまったため根が変形している。こうなると、良い苗になりにくく枯れやすくなります

 

 

この方法が適しているのは関東では、3月~4月中くらいまで。2月中は、トマトやナノハナ科の野菜など、低温に強い種類を除いてはあまりお勧めできません。4月を過ぎたら、ほとんどのタネが直播できますから、この方法では暑すぎて、かえって芽が出なくなります。

 

しそ科(バジルや大葉など)キク科(春菊、レタス、チコリなど)では、一度予冷をかけないと発芽はしません。ジップロックに入れるところまでは同じで、そのまま、冷蔵庫に4日~1週間ほど置いておいてから、種まきを行います。

 

とうもろこし、エンドウ豆、オクラなどは、根の形や発芽のスタイルから、この方法は適しません。別ページで解説いたします。

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