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基本ハングルの読み方を覚えよう!【反切表PDF付き】

韓国語の表記文字である한글(ハングル)の、「ハン」とは「韓」、「グル」は「言葉」の意味。つまり韓民族の言葉、という意味になります。

 

ハングルの仕組みは?

ハングルは表音文字であり、日本語で言えば、平仮名、片仮名と同じような位置づけになります。文字は「音」を表しており、文字の一つ一つには、特別な意味をもちません。

しかし、ハングルの表記方法は、日本語で言えば、ローマ字に近い仕組みを持っています。つまり、ハングル文字は、「母音をあらわす文字」と「子音を現す文字」に分けられ、2つ以上を組み合わせることで文字として扱われるという決まりになっているのです。

サランヘヨ

基本は左が母音、右が子音です。

韓国語では、基本の母音が10種類、基本の子音が14種類の、140文字を「基本ハングル」といいます。

母音には、「陽母音」「陰母音」の2種類があり、文字の形も、非常に合理的に整理されて系統立てられた作りになっています。ですから、法則性を覚えてしまえば、ハングルを読むことは、ローマ字を読むような感じで、比較的苦労しないで覚えることができます。

日本人の名前も、ローマ字の要領でハングル表記することができます。ハングルの文字の形は、「発音するときの口や舌、のどの形をかたどったもの」です。つまり、文字であると同時に、発音記号の役割も持たせてあるのだそうです。

 

日本の五十音表に当たるものが、「反切表」と呼ばれる一覧表です。韓国語の辞書では、子音、母音別に反切表の順に並んでいるので、この順番は覚えておいた方が便利です。

 

※より大きく、綺麗に見たい方はこちら(印刷などにもどうぞ)⇒反切表PDF(別窓)

反切表

韓国語は日本語の「お」「や」に似た発音がそれぞれ2種類、「う」に似たものが2種類あります。「え」にも似たものが複数あり、発音はなかなか苦労します。

この反切表では、日本語と異なる母音のものをオレンジで表示しています。

 

ハングルの歴史について

日本語は、中国から渡来した漢字と、漢字を元に日本で作り出された、片仮名、平仮名という、原則3種の文字を利用しています。

基本表記文字が3種類もあり(厳密には、ローマ字のほか、変体仮名なども使用されているわけですから、基本以外の表記文字を含めると大変複雑なことになっています)、オマケに漢字の読みが1種類でないといった、複雑怪奇な表記方法を使っている国は、世界でも非常に珍しいと思われます。

外国人が日本語を話すことができても、読み書きが不自由になりがちなのは、この、ややこしい表記体系にあることは、恐らく間違いのないところでしょう。

 

対する韓国語の表記は日本語と比べると、成立も新しく、極めて人工的に作り出されたものです。文字の発生は時期がはっきりしないことが多い中、成立の時期がはっきりと分かっている、珍しい例です。

 

ハングルの成立は15世紀に遡り、時の統治者であった、李氏朝鮮4代目国王、世宗(セジョン)大王が、当時、漢字を使用して書き記していた表記を、「自国だけの表記」へと改訂することを定めました。「独自の文字を作ろう」と考えた世宗国王は、学者を集めて、「利口で半日、馬鹿でも3日あれば覚えられる文字を作れ」と命じたと言われます。

世宗大王

世宗大王の似顔絵…あまり似てません(汗)

 

当時、支配者層は、漢字を流用した表記が正規の表記方法として利用されている中、新しい文字の創設と制定は、激しい反発を受け、当初はなかなか広まりませんでした。

反対する多くの官吏を押し切り、世宗は李氏朝鮮の正式の文字として、自ら編纂に関わった書籍をハングルで作成させます。高貴な身分の人からはなかなか受け入れられなかったハングルは、庶民や、女性の間で次第に広まりを見せ、結果として、「庶民の文字」として浸透していくことになります。

 

日帝三十年と言われた日本統治下の後、韓国では反日感情から漢字の使用を一切禁じた時代がありました。その期間中は、教育は全てハングルのみで行われていたため、現代の中高齢の方々は漢字が全く読めない世代になっています。

その後、地名や人名に関しては漢字も併用するようになったことから、現在は、学校教育で中学生くらいから漢字の勉強も行われるようになっています。

 

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